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会社の健康診断だけで大丈夫?人間ドックを受けるべき理由

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■健康診断と人間ドックの違いとは?

会社の健康診断は、法律で義務付けられた最低限の健康チェックを目的としています。身長・体重測定、血圧測定、視力・聴力検査、尿検査、血液検査などが主な項目で、健康状態のスクリーニングを行います。ただし、これらの検査では病気の兆候を見逃すことがあり、病気が進行してから初めて発見されるケースも少なくありません。

一方、人間ドックは、より詳細な検査を通じて病気のリスクを早期に発見することを目的としています。特に、消化器系疾患、がんなどは通常の健康診断では見逃されがちですが、人間ドックでは内視鏡検査、胃カメラ検査、大腸カメラ検査、腹部エコー検査、腫瘍マーカー検査などより詳細に診断を可能とします。

■健康診断だけでは見逃しやすい病気とは?

①消化器がん(食道がん・胃がん・大腸がん)

便潜血検査では大腸がんのリスクをある程度判定できますが、大腸ポリープやがんが小さい段階では出血しないことがあり、見逃される可能性があります。また、食道がん・胃がんについてもバリウム検査では初期の異変を見逃す場合もあるため、胃内視鏡検査(胃カメラ)による詳細な検査が推奨されています。

【食道がん】

食道がんは、食道の粘膜に発生する悪性腫瘍で、日本では特に喫煙や飲酒が主なリスク要因とされています。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、がんが進行すると嚥下困難や胸の痛み、体重減少などの症状が現れます。内視鏡検査によって早期の異常を発見できるためには、定期的な胃カメラ検査が推奨されます。特に喫煙歴のある方やアルコールを多く摂取する方は注意が必要です。

【胃がん】

胃がんは日本人に多いがんの一つで、特にピロリ菌感染との関連が深いとされています。初期の胃がんは自覚症状がほとんどなく、進行してから胃痛や食欲不振、体重減少といった症状が現れることが一般的となります。早期に発見すれば内視鏡治療で完治する可能性が高いため、定期的な胃内視鏡検査が重要となります。特に、家族に胃がんの既往歴がある方や、長年にわたり胃炎を患っている方、ピロリ菌の感染歴・除菌歴がある方は注意が必要です。

【大腸がん】

大腸がんは、日本国内でのがん死亡率が高く、早期発見・早期治療が求められる病気となります。初期の大腸がんは無症状であることが多く、便潜血検査だけでは見つかりにくいことがあります。進行すると血便や便秘・下痢の繰り返し、腹痛などの症状が現れます。大腸ポリープの段階で発見できれば、内視鏡治療で簡単に除去できるため、定期的な大腸カメラ検査が推奨されます。

②脂肪肝・肝硬変・肝がん

肝臓の異常は血液検査で確認できますが、初期の脂肪肝や肝硬変、肝がんは血液検査だけでは判断が難しい場合があります。そのため人間ドックを通して、腹部エコー検査を併用することで、より正確に肝臓の状態を把握し、病気の進行を未然に防ぐことが可能です。

■人間ドックを受けるメリット

・病気の早期発見・早期治療

がんや生活習慣病は早期発見が重要であり、早めに対応することで治療の選択肢が広がり、予後も良好になります。会社の健康診断だけでは補いきれない病気を人間ドックで補完することができます。

・検査項目をカスタマイズできる

健康診断では決められた項目のみですが、人間ドックでは自身の健康リスクに応じて検査項目を追加可能です。たとえば、胃や大腸の内視鏡検査、腹部エコー検査、レントゲン検査、採血検査など個別に適した検査を受けることで、より的確な健康管理が可能になります。

・生活習慣改善のアドバイスを受けられる

検査結果を基に、病気の予防や健康維持に向けた具体的な行動が可能となります。

■どんな人が人間ドックを受けるべき?

  • 30代以降の方、特に働き盛りの方
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の生活習慣病リスクがある方
  • 家族に胃がん・大腸がんなどの既往歴がある方
  • ストレスの多い仕事をしている方
  • 喫煙・飲酒の習慣がある方
  • 最近体調が優れず、原因が分からない方

上記に該当する場合には、人間ドックを受けることをおすすめしております。検査項目などご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

人間ドックのご相談

■当院の人間ドック

当院では下記のコースに対応しております。

・スタンダードplusコース

胃カメラ検査・腫瘍マーカー検査を含むコースとなります。一般的な定期健康診断と同等の内容に加えて、胃がんなどの早期発見を目指して胃カメラ検査(無痛麻酔付き)、腹部超音波検査による肝臓、胆のう、膵臓等の疾患スクリーニングを追加した、消化器系統を中心とした人間ドックコースとなります。所要時間の目安は3~3時間半程度となります。

スタンダードplusコースの詳細

【胃カメラ検査】

胃カメラ(胃内視鏡)検査は、食道・胃・十二指腸を詳細に観察し、炎症や潰瘍、がんの早期発見を可能にする検査となります。バリウム検査に比べて精度が高く、小さな異変も見逃しにくいのが特徴です。胃カメラ検査は、経口と経鼻の二種類があり患者様の状態にあわせてご提案をさせていただきます。特に胃の不調を感じる方や、ピロリ菌感染のリスクがある方には定期的な受診をおすすめします。

・胃大腸がんプレミアムコース

胃カメラと大腸カメラ検査を含むコースとなります。スタンダートplusコースに加え、大腸がんや大腸ポリープなどの早期発見のための大腸カメラ検査を追加したコースです。大腸カメラ中に大腸ポリープを発見した場合には、その場で切除することも可能です。胃大腸がんプレミアムコースの検査のみの所要時間は3~3時間半ですが、加えて下剤による腸管洗浄の時間がかかります。腸管洗浄時間は、下剤を内服する方法では3〜4時間程度、下剤を内服しないコースでは2~3時間程度に短縮できます。

胃大腸がんプレミアムコースの詳細

【大腸カメラ】

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査は、大腸内部を直接観察し、ポリープやがんの早期発見に役立つ検査となります。便潜血検査では発見が難しい小さな病変も確認でき、その場でポリープを切除することも可能です。前日からの食事制限や腸内洗浄が必要ですが、最新の技術により苦痛が少なく受けられる方法も増えています。大腸がんの家族歴がある方や、便通異常が続く方、血便の症状がある方、便潜血検査陽性判定を受けた方は大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

・メンズplusコース

スタンダートplusコースの内容に加え、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの検査を含めたコースとなります。メンズplusコースの所要時間は3時間から3時間半が目安となります。

メンズplusコースの詳細

・レディースplusコース

スタンダートplusコースの内容に加え、卵巣がんの腫瘍マーカーであるCA125の検査を含んだコースとなります。レディースplusコースは3時間~3時間半程度が所要時間の目安となります。

レディースplusコースの詳細

※オプション検査

ご希望にきめ細かく合わせた人間ドックを受けていただけるよう、幅広い検査をオプションでご用意しています。

オプション検査の詳細

■会社の健康診断+人間ドックで万全の健康管理を!

健康診断だけでは不十分な部分を人間ドックで補うことで、より安心した健康管理が可能になります。特に、消化器系の病気やがんは早期発見が非常に重要です。健康に気を配る方、長く健康で働きたい方には、人間ドックの受診をおすすめしております。

「自分はまだ大丈夫」と思っていても、病気は知らないうちに進行していることがあります。自覚症状がない段階で病気を見つけることが、健康寿命を延ばすための第一歩です。

定期的に人間ドックを受け、ご自身の健康と向き合いましょう。消化器内科専門医が、皆様の健康をしっかりとサポートいたします。ご不明な点や詳しい検査内容については、お気軽に当院までお問い合わせください。

人間ドックのご相談

■まとめ

東京胃腸肛門内視鏡クリニック神田日本橋院では、 患者様に安全で安心できる上質な医療を提供し、 「ここに来てよかった」と満足して帰宅できる クリニックを目指しています。

人間ドック・大腸カメラ、胃カメラ検査、消化器内科、胃腸内科、食道・胃・大腸・お腹のお悩みがある方は、お気軽に千代田区神田駅徒歩1分の当院までお気軽にご相談ください。

人間ドックのご予約

お電話でのご予約・お問合せ TEL.03-3525-7435
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